KAIHATSUGIKEN GROUP
今だからこそ MS-DOS***********************************************************
無駄でご立派なメーカーのマニュアル
パソコンを買うと一緒に付いてくる妙に分厚い説明書とマニュアル。
「おいおい、こんなに分厚いマニュアルを読まないと・・・・」
そんな風に感じたユーザーはほぼ100%の確率で存在します。
そんな面倒くさがりの人たちのために僕が簡単に説明しましょう。
わかりにくい表現の本。
技術者向けの本。
あまりにも不親切な文章でこれではヘルプを見ているのと変わらない・・
でも、いざというときには読まないと始まらない。
でもやっぱりわかんない・・
さあ、どうしよう。
そんなときはこのページを参考にして下さい。
*******************************************************************************
OS
MS-DOSの正式名称は
マイクロソフト ディスクオペレーションシステム
の略です。
それは 日本語で
「操作運転システム」
と言います。
マイクロソフトとはウインドウズやワードエクセルを作った会社で今のところ
世界一の大金持ち
「ビルゲイツ」
率いる
「世界コンピュータ活性化軍団」のリーダー的存在といえます。
OSとはコンピュータを動かすための
「黒子」
都下
「黒幕」
と考えればよいと思います。
ヘレンケラーについていたサリバン先生のようなものです。(???)
コンピュータは0と1しか判りません。
OSは仮にユーザーがファイル名を
「JMP」と言う拡張子をつけて保存するときに
「おーっ、それは機械語に直すと"0100101"だね。じゃあそういう風にコンピュータに
伝えておいてあげるよ」
と言った具合にユーザーのいった日本語を英語に変換してくれるような働きをしてくれます。
ひねくれ者がいて
「俺はOSは使わない!!機械の言葉を勉強するのだ!!」
なーんてひとは
「マシン語=機械語」
を勉強することになります。
印刷や保存、インターネットやケーブル接続までぜーんぶ0と1だけで機械に命令する
のは至難の業です。
そういうことは暇な人に任せましょう。
ウインドウズ*******************************************************************
じゃあウインドウズは何?
それもOSです。
それはMS-DOSが今風に発達した新しい平成版のOSなのです。
MS-DOSはご存じの通り黒い画面にぶっきらぼうな応答しかできない偏屈ものです。
こっちのやりたいことを解っていながらわざと
「1文字違うから俺はその命令は知らねーな!」
なーんて感じですが、時代も平成になってそれでは社会が許しません。
そこでユーザーの意見を限界まで理解した、TOYOTAの営業マンのようなOSが現れました。
日本語だけでなく英語やフランス語その他ジュディオングを越える翻訳能力とスピードを兼ね備え
、黒一色のコムデギャルソンやヨージ・ヤマモトのようなファッションから
70マン色を越える超おしゃれなフルカラー画面を打ち出してきました。
MS-DOSやUNIXのようなギリシャ時代の風潮は一蹴されました。
しかし、
「基本を忘れるな。」
の言葉にもあるように、そのおしゃれな洋服を脱いだときにはその下にはやっぱり
ヨージ・ヤマモトのTシャツをきていたのはマイクロソフトでした。
「洋服のボタンが取れたから直してね。」
「パンツ裾が短くなったから脱いで長くしよう。」
なーんて時にはやっぱりヨージ・ヤマモトを着ているMS-DOSのお世話になるしかないのです。
ウインドウズが調子が悪くなると結局はMS-DOSのお世話になることを考えるといざというときに
備えて今のうちに勉強しておきましょう。
MS-DOSがヨージ・ヤマモトなら、UNIXはコムデギャルソンになります。
どちらもTシャツには変わりないことを考えると似たような昔のOSとしてとらえてもよいでしょう。
とりあえずは パソコンを理解しよう*********************************************
CPU
これは計算バカです。
数の大小の比較ができます。
RAM
これは記憶バカです。
しかも電源を切るとそれまで覚えていたことをぜーんぶ忘れていまいます・・・
ROM
この人も記憶バカです。
この人は電源を切っても覚えていたことは忘れません。
CD-ROM都下のROMはここから来ています。
プリンター
この人は印刷バカです。
それしかできません。
キーボード
この人は入力バカです。
人が入力したことを機械に伝えるだけの伝書鳩みたいなやつです。
それ以外に歌えもしなけりゃ踊れもしません。
ディスプレイ
この人はモニターとかCRTとかいろいろな芸名を持っているタレントのような人です。
でも、脚本家のネタを純粋に表現するしかできない売れっ子漫才師のようなものです。
売れていない漫才師を長時間見ていると目が疲れてそのうちに仕事にならない位体にダメージを
受けます。
こーんな協調性のない人たちを一手にまとめている長島監督のような人が
MS-DOSなのです。
あなたの監督は長島監督ですか?
もしかしてふるーい監督で金田監督とかを使ってはいないですか?
確認してみましょう。
MS-DOSプロンプトを起動して画面上で
c:\>ver
と入力して下さい。
ms-dosバージョン 5.0
であれば長島です。
7.0の人はすでに野球からオリンピックにも通用する優秀な監督です。
3.30と出た人は・・・・その人は貴重な人です。
マイクロソフトに言って注意してもらって下さい。
コマンドまたはファイル名が違います。
と出た人は入力したスペルが違います。
ちゃんと入力して下さい。
ここでそんなことでは先が思いやられます・・・
MS-DOSシステムとは*************************************************************
MS-DOSは 3つのファイルから成り立っています。
io.sys
msdos.sys
command.com
です。
io.sysとmsdos.sysは裏番長なので表には滅多に出てきません。
ms-dosのバージョンはmddos.sysとio.sysのバージョンを示しています。
ところでバージョンのお話ですが、通常バージョンは1.0が初出荷版です。
そこから大きな改良をしたときは1ずつ足していって小さな改良や不良部分改良(バグ)
をしたときは小数点以下を1ずつ足していきます。
インターネットエクスプローラの3.01から3.02になったのを考えると小さな改良点しか
ないことが解ります。
早く4.0を見たいものですね。
偉いCPU************************************************************************
CPUは計算バカだと言いましたが実際にはちょっとグレードの高いバカです。
ms-dosを監督に例えるとcpuはチームのキャプテンになります。
だから監督の意見はチームのキャプテンを通じて選手たちに伝えられます。
cpuはニックネームです。
本名は
中央演算処理装置
と言う偉そうな名前を持っていてLSIと言う集積回路と言った時代にあったニックネームをその都度
変えています。
今の時代はcpuで通っています。
ファッションスタイルはムカデのような形をしていて人間の部分では脳ミソにあたります。
最初はインテルと言うメーカの8086と言う製品番号だったのですが、バージョンアップして8386、
8486、ペンティアム・・・と変わりました。最近は流行に敏感なのをいいことにMMXペンティアム
なんて言う訳の分からない製品番号をつけられて大人気です。
なぜインテルというメーカーが大きくなったかというと
「バージョンがあがっても昔のソフトやマシンでもちゃーんと動くぞ」
と言うカリカリチューンの好きな貧乏パソコンお宅にはうれしい悲鳴でした。
8386を使っていた人は8486を買ってマシンをチューンアップしてもそのまま昔のソフトやOSが動く!!
なんてことが実現したのです。
「一太郎6.3で作ったファイルが一太郎8でそのまま使える。」
と言うのと変わりません。
今では当たり前と思うかもしれませんが、その時代のモトローラ、ザイログ(しらねーってそんなの)
と言うメーカーは互換性(ここであえてそんなことをこう言う)が全くなかったのです。
ザイログ社はZ80と言う売れっ子cpuタレントを持っていたのに次のバージョンでZ8000と言う
完全互換性無視の舞台俳優に切り替えてしまったためにタレントとしてみていた追っかけは、
「舞台には興味がないから・・・」
と言う理由でファンであることをやめてしまいました。
芸人であることを映画を作っても歌を出しても事故を起こしても体を張って笑わせる
「キタノタケシ」
のようなものであるのがインテルだと言えます。
*******************************************************************************
romとram
昔インベーダーゲームがはやりました。
ゲーセンのゲームと言えば朝オヤジがコンセントを差し込むと
「ピピーン」
とか言って
「INSERT COIN」
等と言ってきます。
あれはゲームのプログラムが機械の中にあるromに入っているからです。
ところがせっかく出した高得点もゲーセンのオヤジガ夜、コンセントを抜くと悲しいことに
次の日にはそのハイスコアは消えてしまっているのです・・・
「どおおおおおしたことだーーー!!」
それは今考えるとなんてことはありません。
そのハイスコアはramに入っているからですね。
そーんなことをまじめに考えたのは任天堂の
「ファミリーコンピュータ」
です。
ゲーム全部をromに入れてしまってそのromを差し替えていろんなゲームができちゃう!!
そんな発想は大したものです。
その時代にその発想ができたからこそ今の任天堂があるのですね。
ゲームソフトはいわばromなのです。
早速周りに自慢して下さい。
*******************************************************************************
ms-dosプロンプト起動!!
早速ms-dosの使い方について説明しましょう。
よくある本はウインドウズが無い時のふるーい物が多いのですがここではちゃんと
ウインドウズが入っている事から説明します。
スタートボタンからプログラムを選択してms-dosプロンプトを起動して下さい。
そうして
c:\>
と出ますね。
そこで
c:\>exit
と入力しましょう。
ちゃんとms-dosプロンプトの画面は消えましたね。
そうやって
「おかしいな・・・」
と言う時は慌てずに
exit
と入力して下さい。
では
もう一度ms-dosプロンプトを起動して
c:\>ver
と入力して下さい。
ms-dosのバージョン情報が表示されます。(だから何だ??)
*******************************************************************************
dir
ではここでさらに
c:\>dir
と入力して下さい。
だだーっとファイル名が下から上に滝上りの様に流れていきます。
「これじゃあ 何がなんだか訳がわからん・・・」
それはそうです。そこで
c:\>dir /p
と入力するとページ単位で表示されます。
/pはページ単位で表示してね
と言う意味なのです。
さらに
c:\>dir /w
と入力するとファイル名だけを1行に5こずつ表示します。
/wは ワイド表示の事です。
これを組み合わせて
c:\>dir /p/w
と入力して下さい。
ページ単位でさらにワイド表示されます。
「ところで dir って何?」
dir とは directory の事で
「cドライブにはどんなファイルがあるのかな?」
と言うことを知るときに
「ディレクトリー!!」
と命令しているのです。
c:\>
というのは
「今はCドライブにいるよ」
と言う意味になります。
ms-dos君は自分のいる場所だけを表現することができます。
「後は何かすることある?」
と言う入り立てのちょっと気の利いた新入社員のような脳天気なやつです。
こちらが命令してやらないといつまでたっても
「何かやることありますか?」
と言ってきます。
「いい加減自分で考えろよ!!」
と思ってしまうのは僕だけでしょうか?
*******************************************************************************
type
typeとはその指定したファイルの内容を見るときに使います。
例えば
c:\>dir /w/p
と入力してその中に
autoexec.bat
と言うファイルがあるのが見えますか?
では それと同じスペルで
c:\>type autoexec.bat
と入力して下さい。
そうすると
c:\>type autoexe.bat
PATH=c:\windows;c:\windows\command;c:\just\jslib32;c:\just\jslib
loadhigh c:\windows\nlsfunc.exe c:\windows\contry.sys
とこんな感じで表示されましたね。
そうです。
type コマンドはファイルの内容を見るときにとっても便利です。
でもこんなに短いファイルでなくてもっともっとながーいファイルを見るときはやっぱり
「鮭の滝上り」
の様にだだーっとスクロールしてしまいます。
そんなときは
|more
と入力して下さい。
これはモアコマンド言って先ほどの
/p
コマンドと同じで1ページずつ表示することができます。
more
だけでもだめだし
|
だけでもだめです。
|
は 僕のマシンではshiftを押しながら一番右端のBackspaceの隣のキーを押すと出ます。
でも type コマンドで見ることのできるファイルは
「アスキー形式」
と言うテキストファイルだけです。
違うファイルを選択すると
ピピーッと何がなんだか訳の分からない文字が出てきて大変です。
そのようなファイルを
「バイナリーファイル」
と言って
すでに人間の手にはおえない世界のファイルの事を言います。
そう言うファイルをtype コマンドで見ることは不可能です。
読めるのは OS だけです。
********************************************************************************
拡張子
****.txt
とか
***.doc
とか
***.jfw
というピリオドとその下の3文字のアルファベットを
「拡張子」
と言います。
これは
「そのファイルはテキストファイルだよ」
とか
「そのファイルはワードファイルだよ」
とか
「そのファイルは一太郎のファイルだよ」
と言う意味です。
だからとっても大事な物です。
「ウインドウズでは見たこと無いぞ!!」
と言う人はエクスプローラから表示を選択してオプションを選んで表示タブをクリックして
「登録されているファイルの拡張子は表示しない」
のチェックをはずして下さい。
そうして更新してOKを押すとちゃんと出てきます。
だからms-dos の中でもちゃんと拡張子まで指定してあげなくてはなりません。
ウインドウズは人に優しいニッサンのような人なので
「そう言う小難しいことは見えないようにしておこう。」
と、気を使ってくれているだけだったのです。
ちゃーんと本来は拡張子がある物なのです。
*******************************************************************************
format
formatを「初期化」と良く言いますがディスクを買ってきたカセットテープの様に
まっさらにすると言うことではありません。
furmatとは
「型・構成」
と言う意味でディスクにデータを書き込めるように番地を振る役割を言います。
例えて言うと
山を切り開いて分譲地を作るときの様に
「木がぼうぼうの状態からちゃーんと区画整理して家を建てられるようにする」
そんなことをフォーマットと言います。
formatは買ってきたまっさらな状態のディスクをきれいに番地を付けるだけではなくて
かなり使い込んだディスクもいったんデータを全部消してきれいに番地を付け直してくれます。
要するにあるデータは全部消えます。
注意しましょう。
DOS/V マシンはハードディスクがCドライブとなっています。
フロッピーディスクはAドライブですね。
フロッピーディスクを入れてそのフロッピーディスクをフォーマットして見ましょう。
c:\>format a:
と入力します。
間違ってもハードディスクをフォーマットしないように気を付けましょう。
ちなみにNECマシンはフロッピーディスクはCドライブでハードディスクはAドライブです。
間違えないように。
ms-dosシステムをフロッピーに入れるとき、言い換えると「起動ディスク」を作るときは
こういう風に入力します。
c:\>format a:/s
/sはms-dosシステムの事を指します。
起動ディスクはこうやって作るんですね。でもウインドウズ上でもコントロールパネルの
「アプリケーションの追加と削除」
でもっと簡単にできます。??それなら・・・まあいいじゃない。
*******************************************************************************
copy
ウインドウズが起動しなくなって
「やばい!! 大切なファイルが入っているのに・・・
何とかフロッピーディスクにそのデータを救出したい・・」
なーんて時に役立つのはこのコマンドです。
考え方としては要するにコピーするわけです。だから複写します。
移動ではないので元々あるデータは消えません・・・(そんなことといわずに・・)
まずは ms-dosに
「コマンドはこれ!!」
と、先に述べる必要があります。
その後にスペースで区切って
「この場所のこのファイルをこの場所にこのファイル名で・・」
と、命令します。
Cドライブの中のboku.txtをAドライブの中にbokuchan.txtと名前を変えてコピーしたいときは
c:\>copy c:\boku.txt a:bokuchan.txt
と入力します。
名前を変える必要がないときはそのまま
c:\>copy c:\boku.txt a:
で良いです。
でも沢山ファイルがあってそのファイルをいちいちコピーしていたら大変です。
そんなときは
*.*
アスタリスク ピリオド アスタリスク
を付けます。
これは
「とにかく全部」
と言う意味です。
これを
「ワイルドカード」
と言って、トランプのUNOなんかでよく見かけるワイルドカードと同じです。
ウノとms-dosとは共通点があるのです。>???
マイドキュメントの中のファイルを全部フロッピーディスクにコピーしたいときは
copy c:\mydocu~1\*.* a:
と入力します。
これは
「マイドキュメントの中のファイルを全部Aドライブに移動してよ。」
と言う意味です。
mydocu~1
にしているのは
そもそもms-dosはファイル名は半角で8文字までしか受け付けないのです。
ながーいファイル名はウインドウズのおかげで書ける様になっただけでms-dos君は偏屈なので
やっぱりこんなところにも制限があります。そんなときに彼はファイル名を途中で勝手に
切ってしまって ~1 とか ~2 とかを付けます。そう言う人だからこれはしょうがない・・・
mydocuments
も彼の手に掛かると
mydocu~1
になってしまうのです。
まとめると
ファイルのコピーは
copy c:\mydocu~1\boku.txt a:
ファイル名をさらに変更してコピーするときは
copy c:\mydocu~1\boku.txt a:bokuchan.txt
ワイルドカードを使うときの例
copy c:\mydocu~1\*.* a:
拡張子がテキストの物を全部コピーする時の例
copy c:\mydocu~1\*.txt a:
ファイルの連結コピー
copy c:\mydocu~1\boku.txt+kimi.txt+anata.txt a:
と言う風になります。
使ってみて下さい。
*******************************************************************************
del
はいはい コピーできましたか?
では 練習用にコピーしたファイルを今度は消しましょう。
そのときのコマンドは
del
デル
です。
delete
デリート
これは抹消するとか消すとかの意味でms-dosの世界で言うと
「ゴルゴサーティーン」
の様な一種恐ろしいコマンドなので
「あっ やべー まちがえた!!」
は 聞きません。彼は 殺し屋なのです。気を付けましょう
Aドライブの中のboku.txtを抹消したいときは
del a:\boku.txt
で抹消されます。
Aドライブの中の物を全部消したいときは先ほどのワイルドカードを使います。
そうすると一度に全部消すことができます。それは
del a:\*.*
です。
くれぐれも言っておきますが間違ってDOS/V マシンで
del c:\*.*
とやると ハードディスクの中が全て消えます。NECの場合はAです。
本当に最初は必ずやる物だけど取り返しの付かないことになるから気を付けてね。
*******************************************************************************
debug
でも正確にはdelコマンドはファイルのデータを消すのでは無くて
「ファイルのデータの入った一連のファイルから”ファイル名”だけを消すコマンド」
なのです。
要するに、ディスクの目次からそのファイルのファイル名だけを消してしまうことによって
「あれ?目次にないからみつからないや・・・」
と言う風にms-dosは考えます。
だから 間違えた直後であれば
debug
と入力すると元に戻ります。
これは debugおじさんが抹消されたファイル名の復活をms-dosに話を付けることを意味します。
当然、直後であればあるほどその効果は高く時間がたつとほとんど不可能です。
ま、どんなことでもそうですね。
*******************************************************************************
ren
では ファイル名を変更したりするにはどうするのでしょうか?
ファイル名だけでなく最近はフォルダ名(ディレクトリ名)もこのコマンドで帰ることができます。
まず、Aドライブのboku.txtをkimi.txtに名前を変えてみましょう。
ren a:\boku.txt kimi.txt
これでファイル名が変更されます。
フォルダ名も同じように
ren c:\mydocu~1 yourdocu
で 名前が変更されます。
ここまで来ると なーんとなく ms-dosの事も解ってきたような気がしませんか?
********************************************************************************
sort
sortはファイルの内容をsort(並べ替える)することを示します。
このときに
/r を付けると逆順にソートされます。
普通は
c:\>dir|sort
と入力すると
Aから順番にファイルやディレクトリが並べ替えられます。
これを
c:\>dir|sort/r
と入力すると
Zから順番にソートされます。
/r
は
reverse
の事で
「逆順でね」
と言うことになります。
詳しくは
c:\>sort /?
と入力するとその説明が出てきます。
どのコマンドでもそうですが、その知りたいコマンドを入力してその後に /?
を付けると説明が出るようになっています。
このほかにもこのフィルタコマンドは(|を使う物)は前に出てきた
more
find
があります。
これも
c:\>find/?
で詳しく知りたい人はどうぞ・・・
********************************************************************************
break
このコマンドはコマンドを入力して、例えばたくさーんファイルの数があるディレクトリを
dir
なんてしてしまったときに ずーっと長いこと「鮭の滝上り」状態を待っていたことはありませんか?
これを防ぐ方法があります。
ms-dos上で
break
と、入力すると
breakはon
とか
breakはoff
とか出てきます。
offになっていればコマンドで
c:\>break on
と入力して下さい。
そうするとそのときに実行しているコマンドを途中キャンセルできます。
キャンセルの仕方は
ctrl キーと Cのキーを同時に押します。
できましたか?
できない場合はbreakがoffになっています。
on にしましょう。
*******************************************************************************
cls
このコマンドは画面上の文字を一掃するときに使います。
コマンド上で
c:\>cls
と入力するだけ。
画面はきれいになります。
その他には特に意味はありません。あしからず・・・
*******************************************************************************
time
date
このコマンドはコンピュータの内蔵カレンダーの年月日や時間をを再設定するときに使います。
このdateコマンドはmd-dosが起動されると自動的に働いた物なんですけど、ウインドウズに
なってからは、時計も進歩して狂わなくなったし・・・
ま、たまにms-dosを動かしているときに
「? 今何時かな?」
って感じで
c:\>time
「今日は何日だっけ?」と言う時は
c:\>date
と入力します。
だからなんだーーーー!!
*******************************************************************************
prompt
c:\>と表示されている物のことをプロンプトと言います。
c:\ は カレントディスクと言って
「今いるディスクはここです」
と言う意味なんです。
ま、いろいろできるんですけど基本的にはいじくるところでもないんで
そのままにしておいて下さい。
Aドライブに行くと自動的に
a:\>
と 表示されるはずです。
これは
「今はAドライブにいるよ」
と言う意味になります。
ちなみに
c:\windows\command>
となっていたら、
「Cドライブの中のウインドウズの中のコマンドと言う所にいるよ」
と言う意味になります。
そう言う風に表示されない場合はコマンド上で
c:\>prompt $p$g
と入力して下さい。
ちゃんと表示されるようになります。
もっと詳しく知りたい人は
c:\>prompt /?
と、入力しましょう。
*******************************************************************************
vol
そもそも本来はディスクには名前が付いている物です。
試しに
c:\>vol
と入力してみて下さい。
ドライブCのボリュームラベルはありません。
ボリュームシリアル番号は 3348ー17D8
とか何とか出てきて
「俺のCドライブは名前もないのか・・・」と感じた人も多いでしょう。
良いんです。そんな物に名前なんか付けなくても。
昔はハードディスクなんてすごい容量の大きい物が無くてみーんなフロッピーディスクを
使っていました。だってハードディスクがないんだもん。
だからフロッピーが二つあってそれぞれを
Aドライブ
Bドライブ
と呼んでいました。
そのうちにハードディスクという恐ろしくでかい(でもその時代は20メガくらい・・)
の物が出てきて
「そんなにでかいのがあるんだからフロッピーはひとついらねーな・・・」
と言うことでフロッピーは1つになりました。
その名残で
フロッピーはAドライブ
Bドライブは無くなってしまって・・・・
ハードディスクはCドライブ
時代が進歩して書き込めないけど読み込みはとってもでっかいDドライブと言うのができました。
結局は フロッピーしかないときに
「そのフロッピーディスクにはちゃんと名前を付けなくちゃ」
と言うことで、その時代はディスクそれぞれに名前を付けていたのです。
今は まったく考えなくてもよろしい。
ハードディスクに名前を付けたい人は勝手に付ければ・・・そんな人は
c:\>vol c:ボリュームネーム
で名前を変更できます。
うんうん
*******************************************************************************
chkdsk
これはチェックディスクと言ってファイルの数やディスクの空き容量と使っている分の容量を
確認するための物です。
今どれだけdiskを使っているのかを、今どれだけdiskに空き地を残しているか?何個ファイルが
あるかを確認することができる。
コマンド上で
c:\>chkdsk c:
と入力するとチェックが始まります。
もしディスクにエラーがあれば自動的に直してくれる便利なオプションもあります。
それは
/f
オプションで
c:\>chkdsk c:/f
と入力するとファイルアロケーションテーブル(とりあえずディスクの区画と考えて下され)
を修復してくれる。
*******************************************************************************
cd
さてそろそろいろんなコマンドも覚えてきたし、
「他のフォルダやディレクトリにも言ってみたいなー」
なんて思うのも当たり前。
サー行きましょう。
change directory
の略で
cd
と入力して行きたいフォルダ名を入力します。
だから
dir /w/p
で そのフォルダ名の正式ネームを見て確認しておくのが良いと思います。
windowsフォルダに移動したければ
c:\>cd windows
と入力すると
c:\windows>
と表示されるはずです。
さあ 次々とディレクトリの階層をどんどん掘って行きましょう!!
「?? おいおい 底まで来たけど戻るのはどうすんの?」
そんなときは
cd..
と入力して下さい。
cdピリオドピリオドです。
そうするとひとつ上の階層に戻ります。
さて、階層階層と言いましたがms-dosではこの
「階層構造」
を理解しただけでも立派と言われています。
c:\windows\command>
はCの中のウインドウズの中のコマンドの中の
と言う意味ですが、
cd..
を入力すると
c:\windows>
となるはずです。
そうです。結局はms-dosもアムウエイやサンフラワーのような”ねずみこう”なのです。
最近では”ハーバーライフ”ですが・・・
てっぺんには親玉のCがいて彼をルートディレクトリと言います。
その下にいるのはディレクトリと言われるいくつかのフォルダが待機しています。
ややこしいですが、ルートディレクトリの真下にあるフォルダをディレクトリと言います。
そのフォルダの中にはまたしてもフォルダやファイルの嵐・・
そのフォルダの中にはまたしても・・・
またしても・・・
んで 戻るときには
cd..
cd..
cd..
と、戻ります。
おわかり・・・?
ちなみに一気にルートに戻るには
cd\
と入力すると良いです。
*******************************************************************************
mkdir
さて 新しいフォルダやディレクトリをつくろう!!
簡単です。
まずは作りたい場所に行きましょう。
Cドライブの中にsuzukiと言うフォルダを作りましょう。そんなときは
c:\>mkdir suzuki
で OKです。
では そのsuzukiの中にさらにprivateと言うフォルダを作るときは
c:\>cd suzuki
c:\suzuki>mkdir private
では 確認しましょう
c:\suzuki>dir /w/p
できていますか?
簡単だね、これは。
ファイルをコピーするときはまずはこうやってフォルダやディレクトリを作っておいてから
ファイルをコピーするとファイルが散らばらなくて良いのだ。
********************************************************************************
rmdir
remove directory
これは 結局ディレクトリやフォルダを削除するときに使います。
でもそのフォルダやディレクトリの中にファイルが残っているときは削除できません。
だから
消したいフォルダへ行ってそこで
dir/w/p
そこで
del *.*
で ファイルを全部消してから
cd..
で、ひとつ上の階層に戻ってから
rmdir フォルダ名
で 削除しましょう。
「でもそんなことすんげーめんどくせーーー」
そんなときにはこんなのもあります。
消したいフォルダが見える階層に行って
dir /w/p
そこで消したいフォルダがあるのを確認してから
deltree suzuki
とやるとそのフォルダの中のファイルだろうがフォルダだろうがみーんな
削除してしまえます。
こわー!!
でも 便利です。
*******************************************************************************
xcopy
さて ここまで来るとあの忌まわしい
「ウインドウズ起動しない攻撃」
にあっても何とかなりそうな気分がします。
さらに便利なコマンドは
xcopy
です。
このコマンドはcopyと違ってフォルダの中のフォルダやファイルまたその中のフォルダやファイル。
またまたその中のフォルダやファイル、挙げ句の果てにはからのフォルダまでみんなコピーして
しまいます。
使い方は
c:\>xcopy/s/e mydocu~1 a:
です。
/s
は サブディレクトリまでもコピーします。その中のフォルダもコピーすると言うことです。
これは付けないとだめ。
/eは からのフォルダもコピーします。
覚えるのも大変だからいっぺんに
xcopy/s/e
と、覚えて下さい。
オプションを忘れたときは
xcopy /?
で確認して下さい。
以上にたくさんの説明が出てきていやになります。・・・・
でも ウインドウズやマシンがおかしくなって自分のマシンをフォーマットするしかない・・
そんなときは自分の大切なデータフォルダやファイルをこのコマンドでフロッピーディスクに
救出することを覚えておくとそんな大変な事態に出会ったときに焦らず騒がず
「どれどれ・・しょうがないやつだな・・・ふふっ」
位のゆとりも出てくるでしょう。
*******************************************************************************
あとがき
実際にはもっと沢山あるんですよ。コマンドは・・・
でも そんなにいらないでしょ?
それに 覚えられるの?
もっと詳しく知りたければ本買えば?
だいたいは このコマンドで充分です。
この文章をメニューバーの編集から全てを選択を選んでコピーして
印刷しておくなりしてゆっくり見て下さい。
間違えているところがあったら意地悪しないで教えて下さい。
メールアドレスは
kg-group@ra2.so-net.or.jp
Iichirou Suzuki
です。
僕も今までに 何回と無くウインドウズが起動せずに大切なデータを救出する知識もなく
フォーマットした物です。
このテキストを見てそんな人たちを一人でも救えればと思い書きました。
それでは
がんばって下さい。
感想とかも聞かせて下さい。
他のテキストについてでも良いです。
では
*******************************************************************************